2009年08月04日

セブンイレブンがちょっと変わったのかな・・・

 

 以前、『セブンイレブンの決定は納得できない!』という記事を書いた時、本当に

 セブンイレブンの値引きするくらいなら対策費を出すから廃棄しなさい!という考えに

 納得できませんでしたが、今回の取締役会の決定でちょっと考え方を変えられたのは

 良いことなのかもしれません・・・・・・・・





 セブンイレブンがちょっと変わったのかな・・・

 以前、公正取引委員会から排除命令を受けていたセブン-イレブン・ジャパンが、販売期限の

 1時間前からの値引き販売に応じる形になりました。


 新聞記事中には実際の店舗オーナーさんの


 「販売期限の一時間前からでは事実上、意味がない」


 との意見が掲載されていますが、それでもできなかったことが出来るようになった

 事は少し前進だとベンマネは思います。



 「そんなの1時間前じゃなくて、もっと前から値引きすればいいじゃないか!」

 と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、コンビニチェーンに入っている

 『POSレジ』ではそううまくいかないのが現実です。


 POSレジの『POS』とはPoint Of Sale systemの略で販売時点情報管理の意味です。

 販売時点管理とは、『いつ』、『どんな商品』が、『販売』されたかということを細かに情報

 管理するもので、『客層』(性別や年代)もレジ打ち時に入力すれば管理可能なレジなんです。

 このような情報管理をすることによって、売れ筋商品と在庫管理をしっかりやって、無駄の無い

 店舗経営を行うためのツールがPOSレジなんです。

 POSレジはバーコードを読み込んでレジ打ちの間違いを無くす為だけのレジではないの

 です。(元POS業界関係者、ベンマネ談笑顔汗


 ただ、この情報管理というのが厄介で、例えば値引きをするとバーコードから『商品』が

 特定され、バーコードで登録された金額が表示されますから、値引きボタンで値引きした

 時間とそのレジ打ちした担当者名まで管理されるんです。


 ではその情報はどこへいくのか・・・・・・・


 単独店ならオーナーさんが見るだけですが、チェーン店ともなるとインターネット回線

 (昔は電話回線)を通じて本部へその情報が行きます。


 つまり、今回のセブン-イレブン・ジャパンの『販売期限一時間前からの値引き・・・・・』

 に対して、オーナーさんの『1時間前では事実上、意味がない』の裏には、

 「1時間前じゃあ、売れるかどうか分からないじゃないか!」

 という心理と

 「もっと前からやろうにも、本部にバレちゃうしな・・・・・・・・」

 という心理が隠されているんだと思います。


 コンビニのお弁当の廃棄問題は、廃棄の費用を店舗側もかぶるので『店舗利益の圧縮』

 と『食糧自給率の低い日本で食べ物を捨てるのは如何なものか』などいろいろの問題を

 秘めていますから、オーナーさんの『もったいない』という気持ちはとてもよく分かりますが、

 POSで本部に管理されているチェーン店ではオーナーさんの心意気が逆にオーナーさん

 を追い込んでしまうのも、残念ながら事実です。


Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 09:30│Comments(3)
この記事へのコメント
なんとも難しい、歯がゆいシステムで・・・
チェーン店ならではの損と特・・・
しかし食べ物の廃棄はもったいないですね・・・
Posted by きたのその家 at 2009年08月04日 14:22
きたのその家 様

そうなんです!
企業としての価値観がどこにあるかはこの際おいといて
食べ物を捨ててしまうことのもったいなさを考えてほしいものです。
Posted by ベンチャー企業のマネージャーベンチャー企業のマネージャー at 2009年08月07日 12:07
消費者からしたら値引きされたらありがたいってだけです
値引き販売してた店舗全部の契約解除ってのはえげつないなとw
これで報復じゃないといわれても
Posted by ニュースの門番 at 2009年08月17日 11:51
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セブンイレブンがちょっと変わったのかな・・・
    コメント(3)