2009年04月25日

デュポンライター分解掃除(分解・組み上げ解説編:保存版)

 

 以前、ベンマネの所有するデュポンライターの分解掃除の事を記事にしたら、多くの

 デュポンユーザーの方からお問い合わせをいただくことがありましたので、丁度ガスが

 切れるタイミングを見計らって、再度分解掃除を行い、詳しく分解方法を記載することに

 しました。



 尚、ベンマネ自身、専門家ではありませんので、専用工具などは一切使っておらず、

 分解途中で表に見えないところではありますが、傷などを作ってしまいましたので、

 この記事を参考に分解掃除をされる場合は、自己責任でお願いいたします。

 また、自分では出来ないからと、分解掃除をご依頼いただきましてもお受け出来かね

 ますので、よろしくお願いいたします。
 

 今回の分解掃除に使用した道具は、マイナスドライバー(先端が2mm程度)と精密ドライバーと画鋲です。

 画像に入れ忘れてしまいましたが、ピンセットも使用しました。

 また、ベンマネはデュポンのシリーズでも『ギャッツビー』(グリーンラベル)しか所有しておりませんので、

 基本的にギャッツビーの分解の仕方しか分りません笑顔汗


 先ず最初はライター内に残っているガスを全部抜く為、ガス注入口の蓋を外し、マイナスドライバーで注入口内にある

 管を押して、内部に残っているガスを全て抜きます。
 

 この時、ボールペンのペン先を使う方がいらっしゃいますが、間違っても爪楊枝やシャープペンの先端は使わないで

 下さい。先端が折れて注入管の内部に入ってしまい、専門家へ修理を依頼する羽目になってしまいますので。


 次に炎調節つまみを外します。
 
 炎調節つまみの中央にあるネジをマイナスドライバーではすすと中はこのようになっています。


 
 炎調節部品のストッパーがありますので、ピンセットを使いこれを外します。


 再度、炎調節つまみを差し込み、半時計回りにまわしていくと炎調節部品が出てきます。
 
 この時、あまりにも堅い場合、力任せに炎調節つまみを回してしまうとつまみ自体が折れてしまう

 こともありますので、堅い場合はマイナスドライバーと精密ドライバーを差し込み、半時計回りに回すと

 外れます。但しこの場合、ライター内側に多少傷が付くことは覚悟して下さい。

 外した炎調節部品がこれです。
 


 次に、着火部分の分解です。
 

 フリントの交換の要領でカバーを外すと、2つネジ山出てきます。
 

 このネジをマイナスドライバーで外すと、着火部分が分解できます。

 着火部分を分解するときに注意しなければいけないのが、小さいOリング(パッキン)が本体側か外した部品

 側のどちらかにくっついていることがありますので、無くさないようにして下さい。


 最後にライター本体と蓋の接合部分にある細い棒を画鋲の先端で押してやり外します。


 素人分解でもここまで分解できます。
 


 上の画像の左側中段にある黒い粒は、活性炭でした。
 

 市販されているライターガスのなかには、活性炭フィルターが内蔵されているものもあり、その

 活性炭がガスに含まれている不純物を除去して炎を安定させる働きがあるそうです。

 デュポンの専用ガスボンベはシリーズごとに色分けされていて、ベンマネのギャッツビーはグリーンボンベ

 を使用しますが、ボンベには1回充填分のガスしか入っておらず、デュポンライターは多分ライター内に

 活性炭フィルターを内蔵して不純物を除去しているのだと思います。


 た・だ・・・・・・・

 今回の分解で活性炭を包んでいる和紙のような紙が破れてしまいましたので、代用品を利用することに

 しました。


 そ・れ・は

 

 紅茶のティーバッグの紙です。

 

 小さく切って、活性炭を包むとこうなります。

 

 これをライター内に戻して、分解した反対の順序で組み上げて行きます。

 
 ここで、組み上げの時に注意する点を二つほど記載しておきます。

 1つは本体と蓋の接合部分を分解した場合、下画像のような突起部分があります。
 

 この突起部分は本体側の凹部分に合わせて組み上げないと、蓋の開閉時のスプリングが効き

 ません。

 2つ目は先にもあった着火部分を分解したときの小さなOリングの組み込み場所です。
 
 矢印の場所が本来のOリングの場所ですから、ここにきちんとOリングを設置しないとガス漏れの

 原因になります。

 
 以上のことに注意して組み上げると完成です。

 以前の記事にも書いたとおり、ガスの注入もただ入れれば良いと言うわけではなく、

 ①ライターを10分ほど冷凍庫にいれて冷やす。

 ②その間、専用ボンベをポケットに入れておくなどして、温める。

 ③ガスを注入する。
 
 ④ガスを注入し終えたライターを、ポケットなどにいれて十分温まってから使用する。

 この作業を行うと、1回充填分の専用ボンベのガスを無駄なく注入することができます。
 

 
 今回の記事は『デュポン分解掃除』のカテゴリーに入れておきますので、いつでも見ることが

 できるようにしておきました。

 また、今回の記事は分解と組み上げについてだけですが、『分解掃除』ですから、次回の記事で

 掃除編をアップしますので、そちらも参考にして下さい。


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デュポンライター分解(蓋編)
デュポンライター分解掃除(掃除編:保存版)
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Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 12:00│Comments(11)デュポンライター分解掃除
この記事へのコメント
さすが、マメなベンマネさま!!
私には絶対無理な作業ですよ・・・・
Posted by きたのその家 at 2009年04月25日 16:43
きたのその家 様

お褒めいただき光栄です(笑)
Posted by ベンチャー企業のマネージャーベンチャー企業のマネージャー at 2009年04月27日 08:51
とても参考になりました、ひとつわからない事があったのでメールいたしました。
蓋を外さなくてもフリントカバーは取れるのでしょうか?
僕の持ているデュポンはギャッツビーの前のモデルで厚みのあるものです。
ガス漏れで困っています、宜しくお願いいたします。
Posted by フラノ良い頃 at 2009年06月22日 14:16
デュポンを入手したものの、音が鳴らないと悩んでる人がどれだけ多いか。この記事は非常に役にたちますし、参考になります。それに、意外に分解している内容を記事にしてる人がまったく居ません。ですから、大変、ありがたいです。
私自身もオークションでライン2の美品を手に入れましたが、音が全然なりません。音に関しては構造上の偶然らしいのですが、時々いい音がするもので、分解してバネ近辺を綺麗に清掃すれば鳴るのではないかと思ったんですが、なんともバネ近辺の構造がわからなく悩んでました。残念ながら、この写真を見ても、いまいち理解できません。バネは蓋側に付いてるのでしょうか?火力調節のシリンダーをはずさなくても、着火部分をはずせるでしょうか?しいては蓋をはずせますでしょうか?ん~~、聞きたい事が山ほどあります。
できればさらなる記事を御願いしたいのですが・・・。
Posted by まいちゃん at 2010年02月23日 22:25
フラノ良い頃 様

フリントカバーは簡単に外れるはずです。
大抵はストッパーが付いていますので、それをストッパーを
解除すれば、フリントカバーは外れます。


まいちゃん 様

音の件は何ともしがたいですが、着火部と蓋の分解だけでしたら、
また記事にします。
もう少しガスが残っていますので、ガスが無くなり次第、記事にします
ので、ちょっとお待ちください。
Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 2010年02月26日 09:02
こんにちわ、お世話になってます。私、ライン1、ライン2、ギャツビーと3個持ってるんですが、ライン1はガス漏れ、ライン2は音が変、ギャツビーは恥ずかしいくらい大きくキィーンといい音がします。このほど、マネージャーさんを真似て恐る恐る、美品、ライン2の着火部分を分解してみました。やはりヒンジのピンが抜けませんでしたが、ようやく構造が理解できました。再び組み直そうとした時、いくらやっても蓋側の硬質プラスチック製の出っ張りが本体側のバネがあるところに入らず困ってしまいました。が、しかし、良く見ると、ライン2モンパルナスの場合、出っ張りは本体側に入るのではなく、着火部分のブロックから出ているバネの付いたへこみに入るようです。つまり、出っ張りは下方向に向くのではコの字型に前に向かう感じになります。ここまでやって、「ひょっとしたら、これはコピー商品では?」と思い、ギャツビーも分解してみました。するとモンパルナスと同じ構造でした。オークションで仕入れたので両方コピー商品の可能性もなくはないのですが、音は、綺麗に清掃したせいか、よくなりました。ご報告まで・・・。
Posted by まいちゃん at 2010年03月03日 11:03
まいちゃん 様

ご報告ありがとうございます。
分解できたようで何よりです。
記事に関しましてはもうしばらくお待ちください。
出来るだけ鮮明で接写した画像とともに、蓋の分解を
記事にしたいと思います。
Posted by ベンチャー企業のマネージャーベンチャー企業のマネージャー at 2010年03月03日 17:24
グレートな記事をありがとうございます。
スーパー参考になりました。
ということは、ガス漏れの原因はoリングの摩耗ないし、ずれということになるのでしょうかね?
ちなみにリングはゴムでしょうか、金具でしょうか。そこがわかれば分解、補修等出来そうです。
とにかくありがとーーーうございます♪♪
Posted by yupikako at 2011年02月20日 18:33
yupikako 様

ご参考になったようで、うれしいです。
多くのガス漏れの原因はOリングの磨耗だと思います。
あと、専門家が分解掃除する場合は、そんなことは
無いと思いますが、自分で分解する場合は、ネジの締め
が足りなかったりも考えられると思います。
Oリングは、ゴム製のようです。
たまに某オークションサイトでデュポン用のOリングが
販売されていますが、ライターの種類によってサイズが
違うかもしれませんし、又このOリング、ライターの
分解掃除を扱っているお店では、ほぼ売ってくれません(涙)
Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 2011年02月22日 12:17
偶然にこの記事を拝見しましたが少しだけ・・・  分解の仕方が殆ど間違っています。この方法では殆どの部品に傷が付いたり変形したりします。分解と言うよりバラシタと言えそうです。ヒンジのピンは折れていない限り抜き取りません。大事な炎調整の為の部分が手付かずです。他のも重要な事項が沢山有りますが・・・   ヤフーオークションで出品中です。
Posted by toyo at 2013年03月07日 16:26
こちらの書き込みを見て自分でデュポンライターのOHを行おうと考えているのですが火力調整部品のストッパーと言うのが良く解りません。取り敢えず火力調整部品のネジを外すと金色の金属の様な物はございますがピンセットでは動きそうにありません。ストッパーと言うのは、この部分の事なのでしょうか?それとも掲載されているライターの画像が私のと若干、違う事から、もしかして私が購入したデュポンは正規の物ではないのでしょうか?以前、オークションで購入したのですが少し心配です。因みにLINE2ですが方法はギャッツビーと異なるのでしょうか?
Posted by 匿名希望 at 2014年06月19日 23:47
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