北京出張最大のピンチ！（北京出張最終章）

　

　ドラマや映画でも、いくつかの難関を乗り切って、ホッとしたところで

　最大のピンチを迎えるというのは、よくある手法ですが、まさか

　現実にそのようなことになろうとは・・・・・・・・・

　北京出張最終日。

　午前中にイトーヨーカドーで買い物を済ませ、ホテルのロビーで

　12時15分にJTBの現地ガイドの方と待ち合わせをして、一路北京空港へ。



　色々なことがあった今回の北京出張を空港までの40分の間に振り返って

　いました。


　ターミナル入り口で現地ガイドの方と別れ、中国東方航空のチェックインカウンター

　へ。


　案の定、英語でのやり取りでしたが、まさかここで最大のピンチを迎える

　とは・・・・・・・



　それは、航空券の不備でも、英語でのやりとりでもありません。


　預け荷物の重量オーバーでした！


　確かに、今回の展示会では多くの配布資料を日本から持って行き、

　その残りと学会も絡んでいましたので、学会の抄録（電話帳くらいの厚さ）が

　数冊ありました。また、行きは3人で分散した荷物が帰りは相棒と二人

　で分けましたので、当然行きより一人分が重くなります。


　これがオーバーしていた証拠です。
　


　１６Kgオーバー。


　当然オーバー分は追加料金を取られます。

　１Kg当たり１２０元（約1800円）

　１６Kgのオーバーで１９２０元（約28800円）　


　つまり、帰る空港で3万円弱を取られてようやく飛行機に乗せて

　もらえたということなんです。


　三万円と言うと、チロルが3000個買えます。

　激安航空券なら、もう一回、北京が往復できます。

　私と同様額を相棒も支払って、ようやくチェックインの完了

　かと思いきや、資料関係を入れていた段ボール箱と、その輸送に使っていた

　折り畳みのキャリーカートをCカウンターで『パッケージ』して来いと

　言われ、10元(約150円)払って、パッケージして貰い、これで

　最後と思いきや、『パッケージした荷物は、パッケージ荷物検査場

　でないと検査できないからそちらへ持って行ってから501番

　ゲートへ行きなさい』とあちこち、北京空港第二ターミナル内を

　駆けずり回りました。


　501番ゲートを通る時は相棒と2人で、既に疲れていて、早めに

　手続きを済ませて、ゆっくり免税店で買い物する予定だったの

　ですが・・・・・


　501番ゲートとは、北京から青島空港経由の専用ゲートのようで、

　ここでは、持ち込み荷物の検査だけで、出国手続きはありません。

　手荷物検査の係員に、『この先コーヒーショップしか無いよ』

　と言われたような気はしましたが、手続きを先にしてしまう

　事しか頭に無く、ゲートを通った先には、本当にコーヒーショップ

　しかなく、戻る事もできず、仕方なく相棒と2人で、ホットドッグと

　ビールを買って、一時間半ボーっとしていました。
　


　トランジットした青島空港でも、係員に『どれ位時間がある？』

　と聞くと『5分だ』の答え。

　結局、北京でも青島でも、免税店では買い物が出来ず

　唯一飛行機内の免税品販売で、タバコを買う事が出来たくらいです。


　色々な事があった北京出張の記事も今回が最後です。

　今までお付き合い頂いた皆様、有り難うございました。


　最後に海外出張の感想ですが、商談は不可能ですが、予め行く場所が

　決まっていれば、その国の言語に訳したものを記載した紙を

　用意しておけば、移動はスムーズに行えますし、カタコトでも、英語が

　話せれば、あとは何とか意思が伝わるものだと思いました。