2008年02月27日
リサイクルについて考える

Boo-logの新コーナーのココバナを拝見させていただいて、以前見たテレビ番組
のことを思い出しました。
ココバナの中で、シーピーセンターの鈴木社長のお話で、
『割り箸1本でも心がけることで、東南アジアの原木伐採を、抑えることができる』
というものがありましたが、現在浸透しつつある『マイ箸』運動のきっかけになった
のは、かなり昔にフランソワーズ・モレシャンさんが「割り箸は資源の無駄遣い
だから、自分の箸を持ち歩こう」とおっしゃったことがきっかけだったような気がします。
ただ、この発言に対して、その時割り箸の業界から「割り箸の材料は、捨てるしかない
間伐材なので、資源の無駄遣いなどではない」と反論があったそうです。
調べてみると、割り箸には杉や檜、蝦夷松や樺や柳など高級なものから大衆向け
の割り箸まで色々あるようですが、一般流通している割り箸のほとんどは『間伐材』
で作られているそうです。
間伐材とは、植林した苗木が大きくなるにつれて、当然枝も広がってきます。
密集している木々の間の木を適当な間隔で伐採(間伐)してやらないと、陽光が
遮られてしまい、やがては枯れてしまうんだそうです。有名なのは杉で間伐や
枝打ちをしてやらないと大きく育たないんだそうです。

(この図は森林科学研究所 横井秀一さんのホームページに載っていました)
であれば、割り箸業者が売り上げが落ちてくると、間伐材が買えなくなります。
すると間伐材が売れなくなるので、材木業者は間伐しなくなります。そうなると
森自体が育たなくなるので、割り箸を使わなくなると地球温暖化が進むという
科学者の見解をテレビで見ました。
ごみの分別でよく行うアルミ缶の分別ですが、アルミはボーキサイトから
作られているのは小学校の時に習いました。ボーキサイトからアルミをつくるより
アルミ缶をリサイクルしてまたアルミの加工品にするほうが、よりたくさんの
エネルギーが必要になり、リサイクルするほうがエコから遠ざかるのだそうです。
また、ペットボトルも日本は世界でも回収率は良いのですが、再利用率はとても
低く、分別して回収したものの焼却してしまう物が多いそうです。
さらに、ごみの分別で魚やお肉が入っている『トレー』も分別していますが、
これらの石油を原料とする製品はよく燃えます。燃えるごみから分別してしまうと
残るのは生ごみなど燃えにくいものばかりだそうで、収集されたごみを燃やすのに
昔よりも多くの燃料が必要になるんだそうです。
私は専門家ではありませんので、『この方法が良い』ということは分かりません。
燃やしてしまうとダイオキシンなど環境破壊に繋がるものもありますので現在、
ごみの分別もきちんとしています。
ただ、世の中には
『リサイクルしたほうが、コストにも環境にも良いもの』
『リサイクルしようとすると、コストにも環境にも悪いもの』
があるようで、一方から見るとリサイクルすると良いように見えても、他の側面
から見ると、逆に良くない物があるような気がします。
Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 18:13│Comments(2)
この記事へのコメント
現在、環境に関するテレビ番組なども多く、
その考え方も様々です。
一番良い方法は何なのか分からなくなってしまうこともあります。
しかし、世界規模では、環境破壊は確実に進行しています。
個人として出来ることはごくわずかで、実感できることは少ないのですが、それでも一歩でも踏み出していかないと何もはじまらないのだと思います。
マイ箸やゴミの分別なども「環境問題を意識する」という点で、有効なのかもしれませんね。
その考え方も様々です。
一番良い方法は何なのか分からなくなってしまうこともあります。
しかし、世界規模では、環境破壊は確実に進行しています。
個人として出来ることはごくわずかで、実感できることは少ないのですが、それでも一歩でも踏み出していかないと何もはじまらないのだと思います。
マイ箸やゴミの分別なども「環境問題を意識する」という点で、有効なのかもしれませんね。
Posted by KENZO
at 2008年02月28日 06:35

KENZO 様
KENZOさんのおっしゃる通りだと思います。
リサイクルも意識付けが大切なんだと思います。
KENZOさんのおっしゃる通りだと思います。
リサイクルも意識付けが大切なんだと思います。
Posted by ベンチャー企業のマネージャー
at 2008年02月28日 09:06
