拝啓 神田知事殿。
今回の
『コンビニ深夜営業の自粛要請せず』、この知事の決断には、
とても賛同します。
地球温暖化が声高に叫ばれる中、二酸化炭素の排出量を削減する為に
24時間営業のコンビニの営業自粛を求める知事が多い中、目先の事だけに
囚われず、きちんと対話しようとした姿勢は、現段階ではとても賛同できます。
確かに24時間営業しているコンビニは煌々と電灯が点いている分、『電気の
消費量』も多く見え、即ち二酸化炭素排出量も多く見えてしまうのは否めない
と思います。
ただ、だからといって『即、深夜の営業自粛要請』は如何なものかと・・・・・
これは、『増税と支出』の論議に似ています。
足りないから増税する。
CO2の排出を削減したいから電気を良く使うコンビニの営業時間を削減する。
「電気の消費量を少なくすれば、発電時の二酸化炭素排出を抑えられる」
という考え方は短絡的過ぎないでしょうか。
以前
『深夜のガソリンスタンドでエコを考える』で書きましたが、電球や蛍光管
をLEDのものにすれば、消費電力はかなり抑えられるんです。
以前テレビで観ましたが、多分ドイツかフィンランドだったとおもうんですが、
ある市では自治体ぐるみで温暖化対策がとられ、住宅の90%以上が屋根に
ソーラーパネルが設置してあり、しかも太陽光発電で発電された電力は、
かなり高額で電力会社に売ることができる仕組みになっているそうです。
本気で地球温暖化防止を考えるなら、日本も途上国の二酸化炭素排出権を
買い取るのではなく、その分の資金を一般住宅や企業に対してソーラー
システムの助成金に使ったり、電灯の点灯時間の長いコンビニやガソリン
スタンドなどにLED蛍光管への切り替えの助成金などに使ったほうが、
よっぽど良い税金の使い方だと思うし、二酸化炭素削減目標に近づける
近道だと思うのですが・・・・・・・・・