さて、温めていたわけでもありませんが、以前見つけて『買い!』だと思ったカップラーメン
『百福』についての記事です。
実は、まだ食べていませんので、味に関するコメントはありません
「じゃあ、記事にするな~~~~~!」
と言われそうですが、どうしても百福を記事にしたかった理由があります。
それは、『インスタントラーメンの父』と呼ばれている日清食品創業者、安藤百福さんの
記事を書きたかったからです。
世界初のインスタントラーメンと言えば?
ご存知の方も多いかと思いますが、『チキンラーメン』ですね。
では、カップヌードルがなぜ誕生したのか知っていますか?
と聞かれると、答えられる方はそう多くないと思います。
それは、スーパーマーケットの店員のちょっとしたアイディアから生まれたそうです・・・・
1958年のチキンラーメンの発売以降、急速に売り上げを伸ばしていた安藤百福さんは
1966年インスタントラーメンのアメリカ進出を目論んで渡米しました。
ただ、当時アメリカに『どんぶり』が無かった為、お湯を注いで食べられるインスタント
ラーメンをどうアメリカ人に理解してもらうかを苦慮していました。
ある日、スーパーマーケットの店員がチキンラーメンを半分に折ってカップに入れて
お湯を注ぐのを見た安藤百福さんは、「どんぶりが無いなら、どんぶり付きのインスタント
ラーメンなら、お湯を注ぐだけじゃないか!」と思ったとか、思わなかったとか・・・・・・
とにかく、その店員の行動を見た安藤百福がその後1971年にこれまた世界初の
『カップヌードル』を販売しました。
カップヌードルが爆発的に売れ出した事件といえば、やはり『あさま山荘事件』ではないでしょうか。
警察隊員用に運ばれて来た弁当が、寒さの為凍ってしまい、やむなく発売されたばかりのカップ
ヌードルが隊員達に配られ、寒い中隊員達が湯気の立ち上るカップヌードルを美味しそうに食べている
ところを、事件報道ともに放送され、日本中に宣伝する形となり、1971年の売り上げが2億円に対し
1972年は実に33倍の67億円になったんだそうです。
安藤百福さんの生誕100年を記念して発売された『百福』。
ちょっともったいなくていまだに食べていませんが、インスタントラーメンの父の名が冠された
商品なので、きっと美味しいと思います。