一社に一人いると助かる!(Illustratorの達人)

ベンチャー企業のマネージャー

2009年12月17日 09:00

 

 このところ、販売準備を急ピッチで進めていると、デザイン会社さんへデザインをお願いしな

 ければならない物と、梱包箱やダンボールなどそんなに凝ったデザインをしなくてもこちら側

 でIllustrator(イラストレーター)で版下を作ってしまう場合があります。


 そんな時、どうしてもネックになるのが、ベンマネのPCで作ったものと、印刷会社で開いた

 データの『書体』が変わってしまうことです・・・・・・・・・・・・・






 なぜそんなことが起こってしまったのかは後ほど説明するとして、今回とてもありがたい

 部下がいたことに感謝したことをご紹介します。


 部下と言っても、ボスのご子息ですから・・・・・・・・



 実は昨日、機器の製造をお願いしている会社の社長から、名古屋へ出かけていたベンマネに

 電話があり、

 「箱の製造会社へ昨日もらったデータを送りましたら、アウトラインはないのかと聞かれ

 たんだけどあります?」


 ベンマネはIllustratorをただ使えるだけで、そんなに深く熟知していませんでしたので、

 「じゃあ、箱の製造会社さんの担当の方に直接ご連絡させていただきます」

 と機器の製造会社の社長との電話を切りました。


 で、箱の製造会社へ電話してみると、アウトライン化したデータがないと、作業に時間が

 掛かるとの事。

 今回のデータはデザイン会社に作ってもらったものではなく、ベンマネが自分で急遽作った

 ものであるので、アウトラインがどのようなものなのかも分からないことを伝えて電話を

 切りました。


 ただ、『作業に時間が掛かる』と言われて、そうですかとほおっておけるほど悠長なことが

 言っていられない状況ですので、ふとひらめいたのが社長のご子息であり、部下の事でした。


 我が社のホームページ作製から帳票デザインの原案など、Illustratorを使いこなしている彼

 なら何か教えてくれるだろうと思い、彼にホットライン!


 やはり彼はベンマネからすると達人級でした!


 どのようなことか分からない方のために以下少しご説明すると、


 まず、Illustratorで『boo-log』の文字を本来Windowsには入っていない書体の

 『ヒラギノゴシックPro』で作るとこうなります。

 

 その状態のまま、印刷機能を使ってPDF化すると、PDF印刷機能がこの書体に対応

 していないらしく、こう変化します。

 

 これは、フォントデータを持っている持っていないで、よく起こることです。

 ただ、デザインデータですとこれは致命的!

 プロの方ならこんなことにならないように、『アウトライン化』したデータを版下として

 渡せたはずでしょうが、どっこいベンマネはずぶの素人!

 
 こんなことにならないように、Illustratorでデータを保存する前に、

 『Ctrl』+『A』(これで全選択します)

 次に『Ctrl』+『Shift』+『O』(これでアウトライン化ができます)

 すると先ほどアウトライン化していなデータがこのようになります。

 

 この状態なら、画像化するからなのか、たとえ書体を持っていないPCで開いても同じデザイン

 に見えますので、PDF化しても

 

 この通り、書体は変わっていません。


 やはり、彼のように一社に一人Illustratorの達人がいると、とても助かります!

 
 ただ、アウトライン化したデータはそれ以降編集できませんから、元々のデータとアウトライン化

 したデータは別名で保存することをお勧めします。



 さて、相手に送ったデータの書体が変わるのは、ベンマネのこれが原因しています。

 

 総フォント数は実に1284!

 
 趣味ではありませんが、元々Windowsに入っているフォントとこつこつ集めたフォントで

 1284書体になりました。

 といっても、全て使える訳でもなく、またブログで様々なフォントが使える訳でもありません

 ので、ご紹介のしようもありません