瞬足って、本当に速く走れるの?

ベンチャー企業のマネージャー

2009年10月05日 13:00

 

 多分、小学生の頃にこのアキレスの『瞬足』が販売されていたら、間違いなく親に

 ねだったと思います









 カミさんが長女に買ったこの『瞬足』は、長女がねだったものでは無いそうです。

 小学校6年生にして160cmを越えた長女は、足も既に24.5cmの靴が必要です。

 必然的に子供靴では合うサイズを探すのに苦労するそうで、しかも長女もデザイン

 では譲れない部分があるようで・・・・・・・・・・・・・


 今回は『瞬足』になったそうです。


 噂の瞬足のソールを初めて見ました!

 

 瞬足のチャッチコピー『コーナーで差をつけろ!』の通り、左回りのトラックに有利に見える

 スパイク状の突起を持った非対称のソールです。


 ただ、体育学部卒のベンマネからすると、かかとの部分のスパイク状突起は飾りのような

 気がします。

 その理由は、歩行時にかかとが地面に着く歩き方をする動物は人間くらいで、人間以外の

 動物はかかとを地面に着けるのは座る時くらいで、当然走る時にかかとは地面に着いていません。

 

 上記はチーターの図ですが、赤丸を付けた箇所がチーターのかかとです。

 つまり、ほとんどの動物は常につま先立ちの状態であり、速く走る動物は例外なくつま先で

 走っています。

 この点からも、瞬足のかかとにスパイク状の突起があるのは、デザイン的な飾りのような

 気がします。


 また、瞬足は非対称のデザインに特徴があり、コーナーで内側に当たる左側にスパイク

 状突起が集まっていますが、5本指の当たる部分にもスパイク状突起があると効果は

 さらに上がるような気がします。


 この瞬足、かなり人気商品のようで、実際に速く走れたと感謝の手紙がアキレスに届いて

 いるそうです。

 ベンマネが考えるに、この瞬足は実際に速く走れる可能性が構造状の利点ではなく、

 精神的要素が多分に有ると思います。

 どういったことかというと、『瞬足→速く走れそう→嫌だった徒競走もこの瞬足と一緒なら

 速く走れるかも』といったように、『今までの靴とは違って大丈夫!』という安心感が生まれ、

 普段は緊張して思うように体を動かせずにいたのが、緊張がほぐれることによって筋肉が

 自由に動かせるようになって、本来のスピードが出せて、今までより速く走れるように見える

 んだと思います。