わ~い!不正請求メールが来た~!

ベンチャー企業のマネージャー

2008年11月27日 12:28

 

 今では、驚きもしなくなりましたが、『不正請求メール』が携帯に届きました!








 
 その全文がこれ

 タイトル『至急ご確認ください』

 本文『この度、お客様の未納料金が発生したまま長期に渡り正式な
     お支払いとお手続きがなされておりません。

至急お支払いとお手続きを行なって下さい。
もしお支払い、お手続きの方法が分からない方は本日中までに
     当社までご連絡下さい。

お支払い、又はご連絡無き場合、消費者契約法違反とみなし
携帯電話の名義人様の身元の調査、法廷書類作成等などの法的
手続きへの移行となります。

法的手続き以降の場合、調査費、回収手数料は利用規約に基づき、
お客様ご負担となります。

株式会社 Kサービス
【受付時間】
午前10時~午後7時
(TEL)03-3361-9516                        』



 今回の不正請求メールには突っ込みどころ満載です!

 
 まず、赤字にしてある『消費者契約法』、これはチキンと説明を

 受けないまま交わしてしまった契約の破棄や、法外な金利手数料を

 規制する法律で、消費者の味方的な法律なので、事業者を優遇する

 法律ではありませんから、使い方が間違っています。


 また、次に『携帯電話の名義人の調査』ですが、刑事事件に関わるもので

 無い限り、携帯電話番号や携帯メールアドレスから個人の情報を調べる

 のは、携帯電話会社が応じてくれません。

 但し、アンケートを装って、電話を掛けてきた会社に名前や住所を

 答えてしまうと、悪徳事業者に個人情報を握られてしまうことになります。


 次に『法廷書類作成』のキーワード。これにビビる方も多いかもしれませんが、

 後ろに弁護士がいるなら、きちんと名乗るでしょうし、一般人が作成出来ません

 から、司法書士に頼むと『裁判所提出書類』になります。


 最後に、事業者名は記載されていますが、請求の元になるサイト
 
 名や住所が書いてありませんから、怪しすぎますね。


 『報道特捜プロジェクト』のカンニング竹山のように、電話して相手を

 やり込めることも出来るかもしれませんが、携帯などの『非通知発信』を

 あまり過信してはいけません。こちらから非通知で掛けても、相手に

 自分の番号を知られないとは限りませんし、だって携帯電話会社は

 全てのユーザーの履歴が分かってますからね。


 つまりは、心当たりが無い物は無視するのが一番です!