中国では当たり前のことなの?(北京出張その13)
外国へ行き、異文化に触れることは、良い意味でも悪い意味でも、
多くの刺激になります。
時に、日本では考えられないような場面に遭遇することもあり・・・・・
今回の北京出張でのメインの仕事が国際学会での展示です。
日本でも様々な業種の展示会などは頻繁に行われています。
日本での展示会を見てみると、所謂来場者集めにビラ配りを
したり、資金のある出展者でも派手な格好のコンパニオンを
ブースの前面に出し、集客をするくらいのものです。
中国の展示会は始めてですが、感性や文化の違いなのか、
日本での集客の方法とは全く違います。
その一例がこの写真です。
ゲームセンターを撮影した訳ではありません。
これは、中国に現地法人のある製薬会社のブースです。
日本ではアーケードゲームで爆発的な人気を誇っている
『太鼓の達人』です。
ブースにゲーム機を持ち込み、来場者に遊ばせて来場者を
増やしていました。
その他にも、Wiiを持ち込んでゲームで遊ばせているブースも
あれば、ダーツで遊ばせて賞品をプレゼントしているブースも
あり、一番直接的なブースはポップコーンをその場で作り、配って
いるブースもありました。
今回の展示会は、医療機器と製薬メーカーの展示会です。日本なら
ゲーム機をブースに持ち込む光景はまず見ません。
兎に角来場者を集めて、そのうちの何%かにでも提案ができれば
という趣旨なのかもしれません。
国が変わればやり方も変わるというところでしょうか。
ただ、太鼓の達人も日本版でしたから、初めて聴く日本の曲に
合わせて太鼓を叩ける中国人はかなり少数でした・・・・・