ライターガスの注入(デュポン編)

ベンチャー企業のマネージャー

2008年07月15日 12:18

 

 先日復活した『デュポン』のガスライターのガス注入は、専用ボンベを使わないと

 きれいに注入できないこともあり、特殊な入れ方をしますので、それを披露します。



 デュポンライターの底には2つのつまみがあります。
 
 向かって左が火力調節、右がガス注入口です。

 ガス注入口のつまみを回して外すと、
 

 画像では分かりにくいですが、ねじの中が緑色に塗られています。

 これは、タイプによって補充ガスのボンベの色が違うからです。

 私の持っているライターにはグリーンボンベを使います。
 

 これ1本で1ヶ月程度持ちます。

 さてここからが、ガスの注入方法ですが、先ずライター本体を冷凍庫などに

 入れて、キンキンに冷やします。
 

 これは、冷やすことによって内部の気圧を低くして、ガスが入りやすくする為です。

 逆にボンベのほうは、湯煎などして温めることによって、ボンベ内の気圧を高めて、

 ガスを押し出しやすくします。

 次にボンベのネジキャップを外します。
 

 ライター本体の注入口のネジとボンベのネジを合わせます。
 

 押し込みながらボンベを回しいれると、『シュー』という音と共にライターにガスが

 注入されます。
 

 これで、ガスの注入は終わりですが、すぐにライターは使用せずに1時間程度放置

 して、冷えたライターの温度を上げます。
 (この時、時間が無い場合はポケットなどに入れて、温めます。)

 これで、ようやくライターを使い始めます。
 


 デュポンライターは構造のシンプルなフリント方式(火打石の原理で火花を飛ばして

 ガスに火を着ける方式)ですから、温度変化による結露などにも強いのですが、

 電子ライターやターボライターなどの構造が複雑で電子部品が使われている

 ライターにはこのような『本体を冷やしてガスを入れやすくする』ということは

 マネされないほうが良いと思います。


 デュポン専用のガスボンベは定価だと700円前後もして、1回分の注入しか出来ません。

 ですから、無駄がないような独特のガス注入方法が確立されたんだと思います。